例によって、財務的な視点での話になるんだけど、クライアントの数字を見ている限りは、いくつかはっきりとしたゲーム業界的な兆候というのはあります。
順不同で列挙をすると。
・ 国内はガラケー市場の急速なクランチ。各社、スマホ対応を急ぐも、モデルを確立するまでにはまだ時間がかかる。同じくAMも。
・ 国内も海外も、PS3やXboxといった据え置き機向けゲームが市場として磨耗し、収益を期待できないビジネスに。
・ パブリッシャーとデベロッパーとの関係性が変化。リスクマネーを抱えられないパブリッシャーがどんどん続編志向になり、売上を磨り減らしている。
・ 開発費におけるマーケティングコストの増大。ついでにソーシャル化。ゴールデンルールが変わり、テレビCFやファミ通依存では費用対効果が大幅減。
・ 同様に、有力IPの払底。出せば売れるシリーズのIPはより高額に。タイアップだけではリクープまでなかなか辿り着けない。
・ ユーザーのセグメント化がさらに進む。好きな人、食いつく人のクラスターが小さくなり、その分、お金をより多く払ってくれる仕組みとしての二次利用が進化。
・ ゲームはファーストメディアでなくなったが、じゃあウェブならいいのか、というとそうでもない。
・ ゲーム好きのコミュニティにウケるコンテンツが売上を保証してくれなくなった。
・ ソーシャル市場については、IT業界、web業界の流儀からゲーム業界の独壇場に。ベンチャー的な制作集団の売り上げの伸び悩み。